大手メーカーで品質管理をめぐる不正が相次いだことを受けて、経済産業省は、工業製品の規格などを定めたJIS=日本工業規格の法律を改正し、違反した場合の罰則を強化することなどを柱とする再発防止策をまとめました。
神戸製鋼所で検査データの改ざんが発覚するなど、大手メーカーの品質管理をめぐる不正が相次いで明らかになったことを重く見て、経済産業省は再発防止策をまとめました。
それによりますと、工業製品の規格などを定めたJIS法を改正し、法律に違反した場合の罰則を大幅に厳しくするほか、法律の対象に企業の品質管理の分野を加えることを検討します。
このほか、さまざまな製品や工場をネットワークでつなぐ「コネクテッド・インダストリーズ」を進めて、品質データが共有され、偽装できない仕組みの確立や、不正の原因究明などの情報共有を進めることも盛り込んでいて、経済産業省は22日にもこうした内容を発表することにしています。
-- NHK NEWS WEB