危険な「あおり運転」や交通トラブルから身を守ろうと、車の周囲の状況を映像で記録するドライブレコーダーの販売がこのところ、2倍以上に増えていることが、民間の調査会社の調べでわかりました。
ことし6月、神奈川県の東名高速道路でワゴン車がトラックに追突され、夫婦が死亡した事故では、その後、逮捕された男のあおり運転がきっかけだったことが明らかになりました。
調査会社の「BCN」によりますと、この事故をきっかけに周囲の状況を映像で記録するドライブレコーダーの販売が伸びていて、ことし10月と先月に全国の家電量販店で販売された台数は、前の年の同じ時期に比べて2倍以上に増えたということです。
ドライブレコーダーの普及活動を行っている「JAFメディアワークス」によりますと、ドライブレコーダーを搭載した一般の車両は、まだ全体の1割程度ですが、このところ、あおり運転を記録するため、車の後ろを撮影するカメラの需要が増えているということです。
「JAFメディアワークス」の鳥塚俊洋さんは「多くの車が取り付ければ、危険な運転が減る効果も期待でき、さらなる普及を呼びかけていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB