フィリピン南部の都市ダバオにあるショッピングモールで起きた火事で、現地の消防当局は焼け跡から37人の遺体が見つかったと発表し、いずれも火事のあと連絡が取れなくなっているモール内の企業の従業員と見て、身元の確認を進めています。
フィリピン南部ミンダナオ島の主要都市ダバオにあるショッピングモールで、23日火事があり、火は商品などに次々と燃え移って発生から丸1日たってようやく消し止められました。
火事のあと、モール内にある24時間営業のコールセンターの従業員37人と連絡が取れなくなっていて、現地の消防当局は逃げ遅れた可能性があると見て捜索していました。
その結果、25日朝までに焼け跡から37人の遺体を発見し、いずれも連絡が取れなくなっているコールセンターの従業員と見て身元の確認を進めています。
一方、捜査当局は、モールやコールセンターの運営会社の安全対策に問題があった疑いがあるとして、今後関係者から事情を聞くなどして多くの犠牲者が出た火事の詳しい原因について調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB