バレーボールのVリーグは来年秋に始まるシーズンから1部のチーム数を男女8チームから男子を10チーム、女子を12チームに増やすとともに、1部に加わるチームは来年3月に正式に決定することを明らかにしました。
日本バレーボールリーグ機構は25日、東京・渋谷区で記者会見を開き、来年秋に始まるシーズンの方針などについて説明しました。
それによりますと、リーグ全体の名称は引き続き「Vリーグ」としたうえで、1部のプレミアリーグについては「V1」と名前を改めるとともに、男女それぞれ8チームから男子を10チーム、女子を12チームに増やします。
新たに加わるチームは今シーズンの成績などを基に来年3月に正式に決定するとしています。
また、Vリーグでは採算性を向上させようと、都道府県のバレーボール協会が持っていた試合の開催権を各チームに移行させて、チーム自身が集客策を工夫したり、所属企業以外のスポンサーを獲得したりする構想を掲げています。
チームには自治体と連携した会場の確保や一定数のホームゲームの開催を義務づけることにしていて、企業チームの関係者が主体だったファンのすそ野を地域にも広げたい考えです。
日本バレーボールリーグ機構の嶋岡健治会長は「各チームが工夫して『おらがまちのチーム』という雰囲気を作ってほしい」と話していました。
会見に出席したパナソニックの清水邦広選手は「ホームゲームを活性化させてファンを増やすことが重要だ。感動が伝わる試合を1試合でも多くやりたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB