世界トップクラスの性能のスーパーコンピューターを開発したベンチャー企業の社長らが、独立行政法人から助成金をだまし取った罪で起訴されたことを受けて、経済産業省は、このベンチャー企業に対し、今後は当面、補助金を交付しない措置をとったと発表しました。
スーパーコンピューターの開発を手がける東京のベンチャー企業、PEZYComputingの社長ら2人は、経済産業省が所管するNEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構から、助成金4億3000万円余りをだまし取った詐欺の罪で25日起訴されました。
これを受けて経済産業省は、25日付けでこのベンチャー企業に対し、今後は当面、補助金を交付しない措置をとったと発表しました。
NEDOによりますと、このベンチャー企業には平成22年度から今年度にかけて少なくとも5つの事業で合わせて35億円余りの助成金の交付が決まっていました。
-- NHK NEWS WEB