IT大手の「ミクシィ」は、コンサートなどのチケットの売買を仲介する転売サイトで、子会社が運営していた「チケットキャンプ」について、商標権の扱いなどに問題があったとして、来年5月末で終了すると発表しました。
来年5月末でサ−ビスを終了するのは、コンサートなどのチケットの売買を仲介する転売サイトで、会員数が370万人を超える「チケットキャンプ」です。
チケットキャンプを運営するミクシィの子会社、「フンザ」は、商標法違反と不正競争防止法違反の疑いで警察の捜査を受け、ミクシィでは、今月7日にサービスの大半を停止するとともに、外部の弁護士を交えた調査委員会を設けるなどして、サービス上の問題を調べていました。
その結果、サイトの中に、ジャニーズ事務所や宝塚歌劇団の商標権を持っているという誤解を与えかねない表示があったということです。
さらに、大量に買い占められたチケットが高値で販売されるケースが相次ぎ社会的な非難も高まっていたとして、サービス終了を決めたということです。
また、経営責任を明確にするため「フンザ」の笹森良社長が、27日付けで辞任したほか、親会社の「ミクシィ」の森田仁基社長は、6か月間の報酬の全額を返納するということです。
ミクシィは「利用者や関係者に、ご迷惑をおかけすることとなり、改めましておわびします。リスク管理体制の見直しを進め法令順守を徹底したい」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB