おととし、東京 調布市で、小型機が住宅街に墜落し、住民を含む3人が死亡した事故で、東京地方検察庁立川支部は、小型機の整備や管理をしていた会社が、無許可で搭乗者から料金を受け取り、小型機を運航していたとして会社の社長などを航空法違反の罪で起訴しました。
起訴されたのは、東京 調布市の「日本エアロテック」の小山純二社長(64)と、法人としての会社です。
この事故は、おととし7月、調布市の調布飛行場を離陸した小型機が墜落し、住宅にいて巻き込まれた女性のほか、機長や同乗者の合わせて3人が死亡しました。
起訴状によりますと、小型機の整備や管理をしていた「日本エアロテック」の社長は、事故が起きたおととし7月までの2年半の間に、国の許可を得ずに搭乗者から料金を受け取って、チャーター運航を繰り返していたとして、航空法違反の罪に問われています。
この事故では、ほかにも事故で死亡した当時36歳の機長ら2人が航空法違反の疑いで書類送検されていますが、検察は処分などについて明らかにしていません。
-- NHK NEWS WEB