ことし最後の取り引きとなった29日の東京株式市場は、午後に入って当面の利益を確保しようという売り注文が次第に広がり、小幅に値下がりしました。日経平均株価の終値は2万2764円94銭で、年末の株価としては26年ぶりの高値となりました。
日経平均株価、29日の終値は28日より19円4銭安い2万2764円94銭で、年末の株価として平成3年以来26年ぶりの高値となりました。
東証株価指数=トピックスは1.47下がって1817.56。
1日の出来高は8億8915万株でした。
日経平均株価は去年の年末の終値と比べ、3650円57銭、率にして19%上昇し、6年連続で前の年の終値を上回りました。
また、東京証券取引所1部に上場している株式の時価総額は674兆1991億円となり、年末としてはこれまで最も高かった平成元年の590兆円余りを超えて、過去最高となりました。
市場関係者は「28日のニューヨーク市場でダウ平均株価が最高値を更新した流れを受けて買い注文が先行したが、その後は年末年始の休みを前に当面の利益を確保しようという売り注文が次第に広がって、小幅に値下がりした。市場では、来年も企業の業績は堅調に推移するとして株価の上昇傾向が続くと見ている投資家が多い」と話しています。
-- NHK NEWS WEB