東京・世田谷区の住宅で、会社員の一家4人が殺害された事件は、未解決のまま、30日で17年となり、警視庁の捜査幹部らが、現場に花を手向けて一刻も早い犯人の検挙を誓いました。
平成12年の大みそかに東京・世田谷区の住宅で、会社員の宮沢みきおさん(当時44)、妻の泰子さん(当時41)、長女で小学2年生だったにいなちゃん(当時8)、それに、長男の礼くん(当時6)の4人が殺害されているのが見つかり、警視庁は、前日の30日の深夜に事件が起きたと見ています。
未解決のまま、発生から17年となった30日、現場の住宅の前に警視庁の松岡亮介刑事部長ら、およそ20人が集まり、花を手向けて一刻も早い犯人の検挙を誓いました。
これまでの調べで、犯人は、身長が1メートル70センチ前後のやせ型の男で、血液型がA型、右利きで手にけがをしたと見られています。
現場では、犯人の指紋やDNAが検出されているほか、犯人の持ち物と見られるものも多く残され、このうち、トレーナーは、販売数が全国で130着、都内では10着と少ないことから、警視庁が改めて情報を求めています。
警視庁の上野洋明捜査1課長は「犯人を必ず逮捕するという思いを改めて強くした。情報提供を積極的にお願いしたい」と話していました。
情報は、成城警察署の捜査本部で受け付けていて、電話番号は03−3482−0110です。
-- NHK NEWS WEB