去年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城町では、被災して仮設住宅で暮らす人たちが、仮設の店舗で営業するスーパーを訪れ、年越しのそばや正月用の餅などを買い求めていました。
熊本県益城町小谷にある「テクノ仮設団地」は、500戸余りの仮設住宅がある、県内で最も大きい仮設団地で、団地では大手スーパーが仮設の店舗で営業しています。
店内には、年越しのそばや正月用の餅、かまぼこなどが並べられ、午前10時にオープンすると仮設住宅に住む人たちが訪れて商品を買い求めていました。
仮設住宅に住む60代の女性は「去年よりは生活も落ち着いて、穏やかに過ごすことができた1年でした。ことしも福岡などで災害がありましたが、来年は何もなく無事に過ごせたらいいです」と話していました。
また、70代の女性は「集団生活は大変なこともありますが、生活にはだいぶ慣れました。きょうは娘と孫が来るので楽しみにしています」と話していました。
-- NHK NEWS WEB