新年を迎え、世界遺産に登録されている和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社は、初詣に訪れた大勢の人でにぎわっています。
和歌山県の熊野那智大社の参道では、31日の大みそかからおよそ400人が列を作り、午前0時に門が開くと、拝殿の前に進んだ人たちが、それぞれの願いを込めて手を合わせていました。
境内には縁起物のお守りや、魔よけの矢などが売られていて、大勢の人たちが買い求めていました。
また、熊野那智大社のご神体とされる「那智の滝」がライトアップされ、訪れた人たちは、落差133メートルもある滝の幻想的な様子に見入っていました。
三重県から訪れた34歳の女性は「来年から大学院に行くので、充実して勉強できる1年になってほしいです」と話していました。
東京から訪れた42歳の男性は「ことし1年間、務めている会社の成功と、自分が健康でいられるよう、お祈りしました」と話していました。
熊野那智大社では、正月三が日に10万人余りの人出を見込んでいるということです。
-- NHK NEWS WEB