アジアの多くの株式市場では、2日、ことし最初の取り引きが行われ、中国の製造業に関する経済指標が高水準だったことなどを受けて去年の年末と比べて値上がりしました。
アジアでは、多くの株式市場で2日からことしの取り引きが始まり、中国の製造業の景況感を示す経済指標が市場の予想に比べて高水準だったことなどから株価は午前中から値上がりの展開となりました。
このうち、香港では、代表的な株価指数が去年の年末に比べて2%値上がりし、終値で30515.31ポイントと30000ポイントの節目を超えました。
また、シンガポールで0.8%、台湾で0.6%、韓国で0.5%などと多くの市場で上昇してことし最初の取り引きを終えています。
アジアでは去年、世界経済の回復によって株価の値上がりが続いていて、香港の代表的な株価指数が1年間を通じて36%上昇したほか、ベトナムやインドネシアなどでも2桁の上昇となりました。
ことしの見通しについて、大和証券キャピタル・マーケッツ香港の頼志文首席エコノミストは「世界経済は全体的にいい状況が続くと思うが、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に加えて、アメリカと中国の貿易問題がリスク要因だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB