ニューヨーク株式市場は2日、ことし最初の取り引きが行われ、アメリカ経済の拡大が続くことへの期待感からダウ平均株価は100ドル以上値上がりしました。市場関係者の間では株価はことしも上昇傾向が続くという見方が多くなっています。
ことし初めての取り引きが行われた2日のニューヨーク株式市場は、アメリカ経済の拡大が続くことへの期待感からIT企業の銘柄を中心に買い注文が広がりました。
このためダウ平均株価は、一時年末の終値より140ドル以上高い2万4864ドルをつけて取り引き時間中の最高値に迫りました。その後は利益を確保するための売り注文も出て、結局、ダウ平均株価は年末の終値より104ドル79セント高い2万4824ドル1セントで取り引きを終えました。
ニューヨーク株式市場は去年、堅調な企業の業績や法人税率の引き下げを含む税制改革の期待などからダウ平均株価は年間でおよそ5000ドル値上がりし過去最大の上げ幅となりました。
アメリカの主な金融機関は、景気の拡大はことしも続き株価は年末にかけて平均で7%以上値上がりすると予想しています。一方で、専門家の間では世界情勢をめぐるリスクや急な金利の上昇に備えるべきだという指摘も出ています。
-- NHK NEWS WEB