新年、最初のニュースアップは、ことし、大きく動きそうなテーマを取り上げます。「もう1つの仕事は何ですか?」。そんなやり取りが当たり前に行われる日が来るかもしれません。働き方改革の一環として政府が「原則、副業・兼業を認める方向で普及促進を図る」と旗を振る中、平成30年は、「副業元年」になるとも言われています。その一方、昨年末には、「副業」の推進に“待った”をかけるかのような発言も飛び出し波紋を広げています。副業や兼業の動きは広がるのか、探りました。(ネットワーク報道部記者 佐藤滋)
働き方改革を推進する政府。副業や兼業は、大きな柱の1つとなっています。「柔軟な働き方」をしやすくするためです。これを受けて厚生労働省が有識者による検討会を設置させ、議論を加速させてきました。こうした動きはことし、平成30年に本格化します。年明け早々には副業や兼業の促進についてガイドラインをまとめるほか、多くの企業が参考にする「モデル就業規則」の改定が行われます。本腰を入れる政府の動きをとらえ、関係者はことしを「副業元年」と位置づけているのです。
-- NHK NEWS WEB