長崎市で、市営住宅の1室が全焼して8歳と5歳の兄弟が死亡した火事で、風呂場の脱衣所付近の焼け跡から、電気ストーブと見られる焼けた暖房器具が見つかったことが警察への取材でわかりました。母親が風呂場のほうから煙や火が上がっていたと話していることから、警察はこの付近が火元と見て調べています。
3日夜、長崎市かき道の市営住宅で、会社員の宮本紗貴さん(31)の部屋が全焼し、風呂場に倒れていた長男の由翔くん(8)と次男の恵翔くん(5)の2人が病院に搬送されましたが死亡しました。
警察は火事の原因を明らかにするため、4日、消防と合同で現場を詳しく調べました。これまでの調べによりますと、風呂場の隣の脱衣所付近の焼け跡から、電気ストーブと見られる焼けた暖房器具が見つかったということです。
火が出たとき、宮本さんは台所にいて兄弟2人は風呂に入っていましたが、宮本さんは警察に対し「気付いたら火災警報器が鳴っていて、風呂場のほうから煙や火が上がっていた」と話しているということです。
警察は脱衣所付近が火元と見て、火が出た時の状況について調べを進めています。
-- NHK NEWS WEB