多くの外国人観光客が訪れる栃木県日光市の中心部に、障害者施設の入居者が作った日本らしさにあふれた折り紙の作品を販売する自動販売機が設置され、注目を集めています。
この自動販売機は宇都宮市に本社があるIT関連企業が、タバコの自動販売機を改造し、去年10月末に日光市中心部に設置しました。
「桜」や「だるま」の柄が入った折り紙で作った「鶴」や「かぶと」など5つの作品を1セットにして200円で販売しています。
これらの作品はすべて日光市内の障害者就労支援施設の入居者が作り、買った人たちは「懐かしい気持ちになった」「外国人に人気が出そう」などと話しながら作品を手に取っていました。
この自動販売機を設置した会社、アクシスの和気悟志社長は、「購入した折り紙をクリスマスツリーに飾ってくれた外国人もいる。今後は、折り紙だけでなく、日本の文化が感じられるものを販売していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB