アメリカの景気の現状を示す重要な指標、雇用統計が発表され、先月の農業分野以外の就業者数は、前の月と比べ14万8000人の増加となり、堅調な雇用情勢が続いていることを示す結果となりました。
アメリカ労働省は5日、先月の雇用統計を発表し、農業分野以外の就業者数は前の月と比べて14万8000人の増加となりました。これは市場の予想を下回ったものの、堅調な雇用情勢が続いていることを示す結果となりました。
一方、失業率も、前の月と同じ4.1%と、依然として低い水準となっています。また、物価の動向を見極めるうえで重要な先月の平均の時給は、前の年の同じ月と比べて2.5%の増加と、緩やかな伸びとなりました。
市場関係者は、アメリカ経済は物価の伸びの鈍化が懸念材料となっているものの、堅調な雇用情勢に加えて、法人税や所得税の減税によって、企業の設備投資や個人消費も後押しされて、当面、成長が加速していくという見方を強めています。
-- NHK NEWS WEB