今月11日に点検作業中の従業員が死亡する事故が起きて運行を取りやめていた北海道の「函館山ロープウェイ」は安全が確認できたとして、18日、1週間ぶりに運行を再開しました。
函館市の「函館山ロープウェイ」は、今月11日、ふもとの山麓駅で点検作業をしていた26歳の男性従業員が、到着したゴンドラの滑車と駅の設備の間に挟まれて死亡しました。
運行会社は、事故のあと運行を取りやめていましたが、緊急の再発防止策をまとめて北海道運輸局に報告し、安全が確認できたとして、18日午前、1週間ぶりに運行を再開しました。
山麓駅では観光客が次々とゴンドラに乗り込み、山頂の駅に着くとゴンドラを降りて展望台に向かい、函館の景色を楽しんでいました。
再発防止策では、今後、点検作業などについてロープウエーの運行を止めたうえで、2人以上で行うなどとしています。
「函館山ロープウェイ」の竹村隆社長は「きょうが再スタートと思って安全な運行に努めたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB