イギリスの調査会社は、ハリー王子の結婚により日本円で700億円を超える経済効果がもらたされるという試算をまとめ、EU=ヨーロッパ連合からの離脱を控えて景気の不透明感が強まるイギリスにとって明るい材料だと歓迎されています。
チャールズ皇太子の次男、ハリー王子と、アメリカ人の女優メーガン・マークルさんの結婚式は、ことし5月にロンドン郊外にあるウィンザー城で行われます。
このロイヤルウエディングについてイギリスの調査会社「ブランド・ファイナンス」は、イギリス国内にもたらされる経済効果は、少なくとも5億ポンド(日本円で700億円)を超えるという試算をまとめました。
それによりますと、旅行客の増加による効果が300億円余り、結婚を祝うパーティーなどの消費で200億円余り、Tシャツやマグカップなどの記念グッズの販売でおよそ80億円などと予想されるということです。
結婚式が行われるウィンザーでは、すでにホテルの予約が殺到しているということで、イギリスのメディアは、EU離脱を控えて景気の先行きの不透明感が強まるイギリスにとって明るい材料だと歓迎しています。
-- NHK NEWS WEB