経団連など3つの経済団体が、5日新年恒例の祝賀パーティーを開き、経団連の榊原会長はことしはデフレ脱却を宣言できる年にしたいとして、企業の経営者に、春闘でこれまでの実績を上回る3%の賃上げを検討するよう呼びかけました。
経団連と経済同友会、日本商工会議所は新年恒例の祝賀パーティーを東京都内のホテルで開き、企業経営者らおよそ1800人が出席しました。
主催者を代表してあいさつに立った経団連の榊原会長は「経済界としては経済再生に向けて一層の努力を重ねていく。経営者みずからが長年にわたって染みついたデフレマインドを払拭(ふっしょく)して、積極経営にギアチェンジする思いを共有し、ことしは日本が名実ともにデフレから脱却したと宣言できる年にしたい」と述べました。
そのうえで、榊原会長はことしの春闘について、「経済界が過去4年間続けてきた賃上げの勢いを継続したい。3%という社会の要請と安倍総理大臣の期待も意識しながら、自社の収益に見合った前向きな検討をお願いしたい」と述べ、これまでの実績を上回る3%の賃上げを検討するよう呼びかけました。
-- NHK NEWS WEB