トヨタ自動車の社長や日本自動車工業会の会長を務めた豊田達郎氏が先月30日に肺炎のため亡くなりました。88歳でした。
豊田達郎氏はトヨタ自動車の創業者の豊田喜一郎氏の次男で、昭和28年に当時のトヨタ自動車販売に入社しました。
昭和59年にはアメリカ・カリフォルニア州に設立された、トヨタとGM=ゼネラル・モーターズの合弁会社の初代社長に就任し、その後のアメリカでの生産拡大の足がかりを築きます。
そして、平成4年に兄の豊田章一郎氏の後任として7代目のトヨタ自動車の社長に就任し、自動車メーカーなどで作る日本自動車工業会の会長も務めましたが、在任中に病気で倒れ、3年間で社長を退きました。
社長を退任したあとは副会長や相談役などを務めてきましたが、先月30日に肺炎のため亡くなりました。88歳でした。
トヨタ自動車では後日、お別れの会を開く予定だということです。
-- NHK NEWS WEB