無登録で貸金業を営み、法律の上限の15倍の利息で金を貸し付けたとして、山口組系の暴力団組長が逮捕されました。
警視庁は、300人以上に金を貸し付け、利息として、およそ2億3000万円を受け取って資金源にしていたと見て調べています。
警視庁によりますと、容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、大阪にある山口組系の暴力団の組長、新井錠士こと松岡錠司容疑者(50)です。
警視庁によりますと、松岡容疑者は、平成23年貸金業の登録をせずに、会社役員の男性に法律の上限の15倍の利息で1500万円余りを貸し付けたとして、貸金業法違反などの疑いが持たれています。
警視庁が別の事件で松岡容疑者の銀行口座などを調べたところ、多額の金の出し入れがあることがわかり捜査を進めていました。
これまでの調べで、去年までの10年間で300人以上に金を貸し付け、利息としておよそ2億3000万円を受け取っていた疑いがあるということです。
警視庁は、こうした金を組の資金源にしていたと見て、詳しく調べています。警視庁によりますと、調べに対し、「一切知らない」などと供述し容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB