プロ野球の楽天を初のリーグ優勝と日本一に導いた星野仙一さんをしのんで献花台が設置された仙台市のスタジアムには、8日も1万人近いファンが訪れて別れを惜しみました。
献花台は7日、仙台市にある「楽天生命パーク宮城」の正面ゲートに設けられ、花とともにユニフォーム姿の星野さんの遺影が置かれています。
8日も朝から献花に訪れた人たちが列を作り、受け付けで渡された白いカーネーションや持ってきた花束などを手向けて、静かに手を合わせたり「ありがとう」と声をかけたりしていました。
8日の受け付けは午後5時半に終了し、この日は1日で9572人が訪れたということです。
宮城県東松島市の37歳の会社員の男性は、星野さんの輝かしい経歴がプリントされた記念のTシャツを着て訪れ、「宮城県に限らず東北の人たちが勇気と感動をもらったからこそこれだけ多くの人がこの場所に来ているのだと思います。あんな男になりたいと思わせてくれる人でした」と涙ながらに話していました。
また、楽天が初の日本一になった平成25年に生まれた長男などとともに訪れた仙台市の39歳の女性は「震災のあと、“夢を与える”ということを実現してくれて感謝しています。また楽天が優勝できるよう見守っていてほしいです」と話していました。
献花台は9日も午前10時から午後5時半まで設置されます。
-- NHK NEWS WEB