アメリカのラスベガスで世界最大規模の家電ショーが始まるのを前に、主要メーカーは、AI=人工知能が搭載された家電製品や、自動運転の電気自動車など最先端の技術を取り入れた製品を披露しました。
アメリカのラスベガスでは、国内外のおよそ4000社が出展する世界最大規模の家電ショー「CES」が9日から始まります。
これに先立って、主要メーカーは8日、現地で最先端の製品を相次いで発表し、このうち、韓国のLGは、AI=人工知能が搭載された洗濯機やテレビなどを発表し、利用者のさまざまなライフスタイルに対応できるとしています。
また、パナソニックは、アメリカのIT企業の音声認識の技術を自動車に取り入れて、音声操作で目的地までのルートの検索などができるシステムを披露しました。
かつては最新のテレビが主役だった家電ショーですが、車のIT化に伴って自動車メーカーの存在感が年々高まり、トヨタ自動車の豊田章男社長は「これが将来の移動手段だ」と述べて、自動運転の電気自動車のコンセプトカーを披露しました。このコンセプトカーは20人程度が乗ることができ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで選手や関係者の会場の移動などに使うことを目指しています。
家電ショーは12日まで開かれ、主催者によりますと、国内外から17万人以上が訪れる見通しだということです。
-- NHK NEWS WEB