京都府の舞鶴港に外国のクルーズ船が入港した回数は、去年、過去最多となりましたが、ことしはほぼ半分に減る見通しで、舞鶴市は、北朝鮮によるミサイル発射の影響で、日本海の船旅を敬遠する動きが出ていると分析しています。
舞鶴市によりますと、去年1年間に外国のクルーズ船が舞鶴港に入港した回数は38回でしたが、ことしの予定は18回とほぼ半減する見通しです。
特に、去年31回入港したイタリアのクルーズ船大手、コスタ・クルーズ社の大型客船「コスタ・ネオロマンチカ」の入港は、ことしは12回と大幅に減る予定です。
コスタ・クルーズ社の担当者は、「北朝鮮の弾道ミサイルが日本海に落ちたことが影響している」と話していて、舞鶴市も日本海の船旅を敬遠する動きが出ていると分析しています。
舞鶴市の小島宏・みなと振興・クルーズ客船誘致担当課長は「回数は減ってしまうが新しいクルーズ船も来るので、まちのにぎわいに貢献してほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB