10日未明、福岡県太宰府市で大手建設会社の支店長の自宅に止めてあった乗用車が焼け、警察は放火の疑いで捜査するとともに、去年、隣の筑紫野市で別の大手建設会社の九州支店の幹部宅でも車が焼かれる事件が起きていることから、関連について慎重に捜査することにしています。
10日午前3時半前、太宰府市青葉台で、大成建設九州支店の寺本剛啓支店長の自宅の敷地から火が出ているのを近所の人が見つけ、支店長の家族が消防に通報しました。
敷地内に止めてあった乗用車から火が出ていて、まもなく消し止められ、けがをした人はいませんでした。
警察によりますと、乗用車は助手席側の窓ガラスが割られ、車内では焼けたペットボトルが見つかったほか、油のような臭いがしたということです。
当時、支店長は不在で、敷地内には別の車もありましたが、支店長が使っている車だけが焼けたということです。
警察によりますと、支店長から、嫌がらせを受けているといった相談などはなかったということです。警察は、現場の状況から放火の疑いで捜査しています。
隣の筑紫野市では去年2月、別の大手建設会社の九州支店の幹部の自宅でも車が焼かれる事件が起きていて、警察は、関連について慎重に捜査することにしています。
-- NHK NEWS WEB