「餃子の王将」を展開する会社の社長が京都市内で拳銃で撃たれ殺害された事件は、未解決のまま19日で発生から3年になります。事件現場には警察の幹部が訪れて事件の解決を誓いました。
3年前の12月19日の早朝、京都市山科区にある「餃子の王将」を展開する会社の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて殺害されました。警察は、拳銃の扱いに慣れた人物による計画的な犯行と見て、3年間で延べおよそ10万人の捜査員を動員してきましたが、犯人の特定には至っていません。
事件から3年となる19日朝、本社の前では、社員数人が亡くなった大東さんが日課にしていた路上の清掃を行いました。また、京都府警の山本哲也刑事部長などが現場を訪れ、1日も早い事件の解決を誓いました。
大東さんの後の社長を務める渡辺直人さんは警察官と共に、現場近くのJR山科駅で事件に関する情報提供を呼びかけるビラを配りました。渡辺社長は「あっという間の3年でした。事件が早く解決して、関係者の皆さんに安心してもらいたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB