成人の日に横浜市の会社から購入した振り袖などが着付け会場に届かず、晴れ着を着られない新成人が相次いだ問題で、この会社は、おととしの時点で負債総額が6億円を超えていたことが、取引先の関係者への取材でわかりました。最近、多額の赤字を抱えていた可能性もあるということで、警察は、会社の財務状況などを調べています。
横浜市中区に本社がある晴れ着の販売などを行う会社「はれのひ」が突如、店を閉め、成人の日の今月8日、新成人が事前に購入したりレンタルしたりした振り袖が、横浜市や東京・八王子市の着付け会場に届かず、晴れ着を着られない新成人が相次ぎました。
この会社は去年、一部の取引先への支払いが滞っていたということですが、おととし9月の時点で、負債総額は6億円を超えていたことが取引先の関係者への取材でわかりました。
関係者によりますと、「はれのひ」の負債は、金融機関からの借り入れや、取引先に支払わなければならない費用などだったということです。また去年9月の時点では、3億円を超える赤字を抱えていた可能性があるということで、警察は、会社の財務状況などを調べています。
-- NHK NEWS WEB