アメリカで開かれている世界最大規模の家電ショーの会場で停電が起き、2時間後には復旧しましたが、日本をはじめ各国の企業が最先端の技術を披露するショーで電力という基本的な技術が機能しなかった事態を皮肉って、「最大のヒットは停電だ」などという声も出ています。
ラスベガスでは今月9日から世界最大規模の家電ショー「CES」が開かれていて、12日までの期間中に世界中から17万人以上が会場を訪れると見込まれています。
こうした中、開幕2日目の10日午前、パナソニックやソニーなど家電メーカー各社が製品を披露する展示会場を中心に停電が起き、来場者が一斉に避難しました。停電はおよそ2時間後には復旧し、主催者側は「前の日の大雨によって一部の変圧器に不具合が生じたようだ」と説明しています。
ツイッターなどに投稿された動画や写真では、多くの来場者が真っ暗な会場に残され、手元のスマートフォンの明かりを手がかりに移動する様子が映し出されています。
また、大手半導体メーカーのインテルはツイッターで、真っ暗になった会場の写真とともに、「今回のCESの最大のヒットはブラックアウト=停電だ」と投稿し、最先端の技術を披露するショーで電力という基本的な技術が機能しなかった事態を皮肉っています。
-- NHK NEWS WEB