経済産業省は、大手メーカーで品質管理をめぐる不正が相次いだことを受けて、JIS=日本工業規格の法律を改正し、違反した場合の罰金の上限を、現在の100万円から1億円へ大幅に引き上げる方針です。
経済産業省は、神戸製鋼所など大手メーカーで検査データの改ざんなど不正が相次いだことを受けて、JIS=日本工業規格を定める「工業標準化法」の改正を目指していて、その方針を10日有識者でつくる調査会に示しました。
それによりますと、法律に違反した場合に企業に科す罰金の上限を、現在の100万円から1億円へ大幅に引き上げるとしています。
またJISの対象に経営として品質管理を徹底する「経営管理」の分野を、新たに加え生産現場だけでなく会社全体として不正を根絶するよう促します。
経済産業省は、今回サービス業の分野もJISの対象に加え法律の名称を「産業標準化法」に、規格の名称を「JIS=日本産業規格」に改める方針で、こうした内容を盛り込んだ改正案を通常国会に提出し成立を目指します。
-- NHK NEWS WEB