ことし60周年の節目を迎える東京タワーでは、開業以来最も大規模なリニューアルの一環として、高さ250メートルの特別展望台の名称を「トップデッキ」に改め、3月3日に営業を再開することになりました。
東京・港区にある東京タワーの運営会社「日本電波塔」の前田伸社長は11日記者会見し、開業以来最も大規模なリニューアルについて説明しました。
現在、工事のため営業を休止している高さ250メートルの特別展望台は、名称を「トップデッキ」に改め、ことし3月3日に営業を再開することになりました。
鏡と照明で「東京の未来」を表現した内装とし、日本語のほか12の言語に対応する案内用の端末を入場者に配るサービスを始めるということです。
また、これまで最大で2時間程度に及んでいた待ち時間をなくそうと、入場を事前予約制の体験型ツアーに限るほか、新たに車いすの人も入場できるようになります。
高さ150メートルの大展望台は「メインデッキ」という名称になり、全体のリニューアルオープンは2020年の初めになる見込みです。
前田社長は会見で「東京タワーを東京の街に末永く残し、100周年への道筋をつけたい。お客様に感動を持ち帰ってもらえるよう、準備を進めたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB