チケットの転売を仲介するサイト「チケットキャンプ」に出品する目的を隠して、人気音楽グループ「東方神起」のコンサートチケットを不正に購入していたとして、兵庫県警察本部は、福岡市の転売業者の実質的経営者ら2人を詐欺の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、福岡市のチケット転売業者「ハローチケット」の役員で実質的経営者の戸次一就容疑者(44)と、福岡県久留米市のチケットショップ経営者、奥田慎也容疑者(44)の2人です。
警察によりますと、2人は「東方神起」が去年11月に東京で行ったコンサートのチケットおよそ70枚を、転売する目的を隠して不正に購入したとして詐欺の疑いが持たれています。
これまでの調べでは、2人は購入したチケットを正規の価格に数千円ほど上乗せして、転売仲介サイトの「チケットキャンプ」に出品していたということです。
警察によりますと、調べに対し2人は容疑を認めているということです。
「チケットキャンプ」をめぐっては、大量に買い占められたチケットが高値で転売されるケースが相次ぎ、運営会社の親会社のミクシィは、ことし5月末でサービスを終了すると発表しています。
-- NHK NEWS WEB