日本産のコメの中国への輸出を拡大するため、JA全農=全国農業協同組合連合会は、中国のネット通販最大手アリババのサイトを通じた販売に乗り出しました。
JA全農が新たに中国国内で日本産のコメの販売を始めたのは、中国のネット通販最大手アリババが運営するサイトです。
販売しているのは、2キロの袋詰めにした三重県と石川県産のコシヒカリで、価格は日本円にして3000円以上となっています。
この価格は、現地で販売される中国産のコメの9倍程度に当たるということで、JA全農は主に中国の富裕層が贈答品として購入することを想定したとしています。
JA全農は当面4トンを販売する計画で、売れ行きを見ながら、販売する日本産のコメの種類や量を増やすことを検討するとしています。
コメの輸出をめぐって、国は、来年までに輸出量を今の4倍以上に当たる10万トンとする目標を掲げていますが、JA全農としても巨大市場の中国でネット通販最大手のアリババの販路を活用することで輸出拡大につなげたい考えです。
-- NHK NEWS WEB