スーパーなどを展開する「イオン」は、自社で開発したプライベートブランドの食品や日用品100品目を今月17日から平均でおよそ10%値下げすると発表しました。去年に続いて値下げする品目を追加することで、節約志向の強い消費者を取り込みたいとしています。
発表によりますと、イオンが値下げするのは自社で開発したプライベートブランドの食品や日用品の合わせて100品目で、今月17日から値下げを実施します。
具体的には、食パンを税込み127円から116円に、250ミリリットル入りの食器用洗剤を税込み105円から95円に値下げするということで、値下げ幅は平均でおよそ10%になります。
この会社は、去年も2回にわたってプライベートブランドの商品を値下げしましたが、対象商品の売り上げが大幅に伸びたため、消費者の節約志向は根強いとして値下げする品目を追加することにしたということです。
大手スーパーでは、「西友」も去年8月以降、商品の値下げを定期的に続けています。
原材料価格や物流コストの上昇などを背景に食品メーカーによる値上げが相次ぐ一方で、スーパー業界では客離れを防ごうと逆に値下げに踏み切る動きが出る形になっています。
-- NHK NEWS WEB