瀬戸内海にある山口県の周防大島町に水を供給する送水管が破損して漏水し、午後7時現在、町内のほぼ全域で断水しているとみられるということです。復旧の見通しは立っておらず、町では給水車を出して対応しています。
水道を管理する柳井地域広域水道企業団によりますと、11日夜、瀬戸内海にある山口県の周防大島町と本土側の柳井市とを結ぶ橋に設置された送水管が破損して漏水していることがわかり、送水を止めました。
この影響で町にある9つの配水池のうち6つの貯水率がきょう午後7時現在、0%となっていてそのほかも6%から21%となっています。
この影響で町によりますと、人口およそ1万7000人の町内のほぼ全域で断水しているとみられるということです。
企業団では13日の朝から送水管の補修工事を行うことにしていますが、今のところ復旧の見通しは立っていません。
町は12日、12か所に給水車を配備したほか、対岸の柳井市でも給水の対応にあたり、13日も午前7時から給水を行うことにしています。
周防大島町水道課の豊永充課長は「企業団にいち早い復旧をお願いするとともに、生活への影響を最小限にとどめるよう努めたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB