「クレーンゲーム」の設定を景品が取れないように変え、客から料金をだまし取ったとして、大阪のゲームセンターの経営者らが逮捕された事件で、同じ様な被害にあったという相談は全国からおよそ300件寄せられ、総額は6000万円に上っていることがわかりました。警察は13日に経営者らを再逮捕し、確認を進めています。
再逮捕されたのは、大阪のゲームセンター運営会社「アミューズメントトラスト」の社長、大平剛史容疑者(33)と32歳の社員です。
警察によりますと、大平社長らは先月7日、経営する大阪・中央区道頓堀のゲームセンターで、クレーンゲームで新型の家庭用ゲーム機などの景品がもらえるとうたいながら、実際には景品が取れないように設定を変え、20代の女性客2人から1万3000円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
警察は4人の客から料金をだまし取ったとして、先月、社長や社員を逮捕していました。大平社長は「自分は指示していない」などと供述し容疑を否認しているということです。
同じ系列のゲームセンターで被害にあったという相談は、全国からおよそ300件寄せられ、総額はおよそ6000万円に上っているということで、警察が確認を進めています。
-- NHK NEWS WEB