クレーンゲームで高額な景品がもらえるとうたって客から料金をだまし取ったとして大阪のゲームセンターの経営者らが逮捕された事件で、経営者らがゲーム機の入荷後、プログラムを勝手に変えるなどして、景品が取れないようにしていた疑いがあることがゲーム機メーカーへの取材でわかりました。警察は、機器が改造されていたと見て詳しい経緯を調べることにしています。
大阪のゲームセンター運営会社の社長、大平剛史容疑者(33)ら2人は、クレーンゲームで高額な景品がもらえるとうたって2人の客から料金合わせて1万3000円をだまし取ったとして、13日、詐欺の疑いで再逮捕されました。
クレーンゲームの1つは、ひもでつるされた景品をはさみで切って落として景品を取るゲームでしたが、納入した大阪市のゲーム機メーカーによりますと、このゲーム機は通常、難易度は変えられるものの、景品を取れない設定にはできないようになっているということです。
このため、メーカーは、警察の問い合わせに対しても入荷後に勝手にゲーム機のプログラムを改変されたり、ひもの部分に細工を加えられたりしていた疑いがあると説明したということです。警察は、機器が改造されていたと見て詳しい経緯を調べることにています。
-- NHK NEWS WEB