札幌ドームに代わる自前の球場の建設を検討しているプロ野球・日本ハムは19日、親会社の日本ハムと共同で、新球場についての構想を検討する特別チームを設置したことを発表し、再来年の春までに一定の方向性を示すことにしています。
日本ハム球団は、独自に事業展開し収益を伸ばしていくことで地域貢献につなげたいとして札幌ドームに代わる自前の球場を新たに建設する検討を始めています。
これまでは球団としての検討をしていましたが、19日、親会社の日本ハムと共同で新球場の構想について考える特別チームを設置したことを発表しました。
特別チームは本社と球団の職員合わせて10人ほどで作り、候補地も含めて新球場の構想についてさまざまな視点から調査・検討し、再来年の春までに一定の方向性を示したいとしています。
日本ハムは「北海道の人たちに誇ってもらえるような施設の建設も含め検討を進めていきたい」と話しています。
札幌市の秋元市長は記者団に対し、「日本ハムには札幌市を本拠地として活動を続けてほしいので、市としてはあらゆる可能性を考えて、球団に対してどのような提案ができるか検討していきたい」と述べ、札幌ドームを継続して使用することも含めて市内にとどまるよう求めていく考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB