石油依存からの脱却を目指す中東サウジアラビアで、進出を検討する日本企業が参加してビジネスフォーラムが開かれ、再生可能エネルギーやVR=バーチャルリアリティーの技術をアピールしました。
このビジネスフォーラムは、サウジアラビアの首都リヤドで14日開かれ、世耕経済産業大臣など両国の閣僚や日本の企業60社以上が参加しました。
サウジアラビアは、石油依存からの脱却に向けて、産業の多角化を目指すとともに、世界で唯一禁止されていた女性の車の運転を解禁するなど、幅広い分野で改革を進めています。
会場では、宗教界の反対で禁止されていた映画館の設置がことし解禁されることを見据えて日本の玩具メーカーが、VR=バーチャルリアリティーの技術を取り入れてアニメのキャラクターになりきる体験型の施設を紹介しました。
また、再生可能エネルギー関連の企業は、太陽光発電のパネルを自動で掃除するロボットについて紹介していました。
参加した日本の玩具メーカーの担当者は、「娯楽がこれから開かれる市場だと考えている。人口構成が若いということも魅力だと感じており、売り込みを強化していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB