世界の自動車メーカーがEVシフトを鮮明にする中、アメリカのフォードは2022年までに電気自動車の開発に日本円で1兆2000億円余りを投じると発表し、本格的な普及を見据えた競争が激しくなっています。
アメリカ2位の自動車メーカー、フォードは14日、デトロイトで開いた新型車の発表会で、2022年までに電気自動車の開発に110億ドル(日本円で1兆2000億円余り)を投じる計画を明らかにしました。
フォードはこれまで、電気自動車に45億ドルを投じるとしてきましたが、去年以降、世界の大手メーカーがEVシフトを加速させる中、計画の変更を迫られた形です。
アメリカで去年販売された電気自動車は、充電施設が増えた効果もあって前の年より25%増えておよそ20万台となりました。
しかし、フォードの電気自動車の市場シェアは10%に満たず、テスラやGM=ゼネラル・モーターズに大きく引き離されています。
電気自動車をめぐっては、ドイツのフォルクスワーゲンが2025年までに50車種を、トヨタ自動車も2020年代前半までに10車種以上をそれぞれ投入するとしていて、本格的な普及を見据えた競争が激しくなっています。
-- NHK NEWS WEB