スキー雑誌の「月刊スキージャーナル」などを発行していた出版社の元従業員が、東京地方裁判所に会社の破産を申し立てたことがわかりました。
元従業員が破産を申し立てたのは、東京・北区に本社がある出版社「スキージヤーナル」です。
元従業員の代理人の弁護士によりますと、出版社では去年の初め頃から給与の遅配や未払いがあったため、今月9日に元従業員が東京地方裁判所に会社の破産を申し立てたということです。
この出版社は、昭和41年に創刊された「月刊スキージャーナル」や昭和51年創刊の「月刊剣道日本」など、スポーツ関連の雑誌や書籍を中心に出版していました。
しかし、スキー人口の減少や雑誌離れの影響などで経営状態が悪化していたということで、会社はホームページで、「月刊スキージャーナル」などをことしの1月号で休刊するとしています。
代理人の弁護士によりますと、会社は事実上、営業停止の状態だということで、今後は裁判所による破産手続きを通じて未払いの給与の支払いを求めていくとしています。
-- NHK NEWS WEB