週明けの15日の東京外国為替市場は、国内の輸出企業の間で代金の決済のために、手持ちのドルを売って円を買う動きが出たことなどから円相場は、値上がりしました。
午後5時時点の円相場は、先週末と比べて、55銭円高ドル安の1ドル=110円81銭~82銭でした。
一方、ユーロに対しては、先週末と比べて98銭円安ユーロ高の1ユーロ=135円31銭~35銭でした。
ユーロは、ドルに対しては、1ユーロ=1.2211~12ドルでした。
市場関係者は「毎月15日は企業の決済が集中しやすく、きょうは国内の輸出企業の間で手持ちのドルを売って円を買う動きが広がった。また日銀が先週、国債の買い入れ額の減額を発表して以降、海外の投資家の間で金融緩和を縮小するのではないかとの思惑が根強くあることも円が買われる要因の1つとなり、円相場は一時、1ドル=110円台半ばと、4か月ぶりの円高水準まで上昇した。投資家の間では、アメリカの利上げペースを確かめる上で、あす公表される製造業の景況感に関する経済指標が注目されている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB