NTTドコモは、スマートフォンに表示したQRコードを店側に示すだけで買い物ができるサービスをことし4月から始めると発表しました。QRコードを利用した支払いサービスには、楽天やLINEなども参入していて、各社の競争が一段と激しくなりそうです。
発表によりますと、NTTドコモは、スマートフォンに表示したQRコードを店側に示すことで買い物の支払いができるサービスを、ことし4月に始めます。
スマホに専用のアプリを取り込んで利用することができ、買い物に使った代金は、毎月の携帯電話料金に合わせて支払うか、事前に登録したクレジットカードで支払います。
年内には大手コンビニチェーンのローソンや大手デパートの高島屋など全国1万9000店の小売店や飲食店で使えるようにする予定で、1年後には10万店まで拡大する計画です。
NTTドコモとしては、通信料金による収入が頭打ちとなる中、この決済サービスによって店側から得られる手数料を収益の柱の1つに育てたいという狙いがあります。
前田義晃執行役員は、「すでに1500万人の方がドコモの携帯電話による決済サービスを利用している優位性を生かし、新しいサービスを成長させていきたい」と話しています。
QRコードを利用した決済サービスには、楽天やLINEなどが相次いで参入し、利用者や使える店の拡大に力を入れていて、各社の競争が一段と激しくなりそうです。
-- NHK NEWS WEB