長野県軽井沢町で起きた、15人が死亡したバス事故から、来月で1年となるのを前に、長野県木曽町で、スキー場に向かうバスの運転手らに警察官が安全運転を呼びかけました。
19日は木曽町の県道沿いの駐車場に、岐阜県のスキー場へ向かう東京のバス会社の運転手らが立ち寄りました。
はじめに木曽警察署の警察官と運転手らが、ことし1月、軽井沢町でスキーツアーのバスが転落した事故で死亡した乗客・乗員15人を悼んで黙とうを行いました。
このバス会社は今月23日から来年3月末まで、木曽町を経由して名古屋市と岐阜県のスキー場を結ぶバスを運行する予定で、警察官は目的地までの道路で凍結が予想される場所や道幅が狭くなる場所などを示した地図を渡しました。
そして、木曽警察署の伊藤聡志署長がバスの安全な運行を祈るお守りを渡して、「安全運転に努めてください」と声をかけていました。
伊藤署長は「楽しい旅行となるよう、バス会社には安全運転をしていただき、乗客もシートベルトを締めるなど気をつけてほしい」と話していました。
バス会社の運転手の男性は「軽井沢の事故の教訓を忘れず、二度と事故を起こさないように安全運転を心がけたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB