環境省の「省エネ住宅推進大使」を務めるタレントの壇蜜さんが、省エネ効率の高い住宅建材を使った施設を訪れ、断熱性能の高さを体感しました。
環境省は、家庭から排出される温室効果ガスを、2030年度に2013年度と比べおよそ40%削減する政府の目標を達成するため、タレントの壇蜜さんを「省エネ住宅推進大使」に任命し、断熱性能が高い省エネ住宅の普及を進めています。
17日は壇蜜さんが東京 新宿区にある大手住宅設備メーカーの施設を訪れ、昭和55年の省エネ基準で作られた部屋と、省エネ効率の高い建材を使った次世代の部屋を見て回り、室内環境の違いを体感しました。
このうち次世代の部屋は、窓ガラスが二重で、間に特殊なガスを入れているということで、壇蜜さんは、窓を触ったりサーモグラフィーで体感温度をチェックしたりして、断熱性能の高さを確かめていました。また次世代の部屋では、年間の暖房費が昭和55年の省エネ基準の部屋の4分の1に抑えられると担当者から説明を受けると、驚いた表情を見せていました。
壇蜜さんは「昔の家もそこそこ快適だと思っていましたが、これからの家はすごく進化していて、冬が怖くないと頼もしさを感じました」と話していました。
環境省は、省エネ住宅への建て替えや改修を進めるため補助金の制度を設けていて、活用を呼びかけています。
-- NHK NEWS WEB