名古屋市中心部にある飲食店や広場などが入った複合施設で、ふんを散乱させるハトをタカを使って追い払おうという取り組みが始まりました。
名古屋市中心部にあり飲食店や芝生の広場などが入った「オアシス21」は、巨大な吹き抜けやガラスの屋根が特徴の複合施設で、名古屋市から委託を受けた施設の運営会社はハトのふんで屋根の金属部分が腐食するおそれがあるうえ、美観を損ねるとして対策を検討していました。
その結果、運営会社は、鳥獣駆除を専門とする会社に依頼してタカを使ってハトを追い払うことを決め、19日から取り組みを始まりました。
19日午前、「たか匠」とともに4歳のオスの1羽が施設に到着すると、屋根に向かって何度も飛び立ちハトを追い払っていました。
運営会社によりますと、ことし3月まで10回程度タカを飛ばしてハトを追い払う計画で、駆除はしないということです。
「たか匠」の佐藤稔さんは、「ハトの被害は多く、マンションなどからも依頼を受けます。ハトは『何か危険が迫っているな』と察知していると思うので、施設から離れていってほしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB