21日夕方、茨城県大洗町の海岸で、水戸市に住む親子が波にさらわれ、53歳の母親が死亡しました。
21日午後4時前、茨城県大洗町磯浜町の海岸で「海で男女が溺れている。波が高くて救助できない」と通りがかった観光客から警察に通報がありました。
消防が駆けつけて2人は救助され、病院に運ばれましたが、水戸市の会社役員の大関明美さん(53)が死亡しました。
また、一緒にいた中学1年生の長男は病院で治療を受けていますが、命に別状はないということです。
警察によりますと、長男が先に波にさらわれ、大関さんが助けようとして海に入ったところ、高波にさらわれたということです。
水戸地方気象台によりますと、現場付近の波の高さは当時1.5メートルほどで注意報などは出ていなかったということで、警察は詳しいいきさつを調べています。
現場は観光地として知られる大洗磯前神社近くの海岸です。
-- NHK NEWS WEB