東京 江戸川区の運送会社と系列会社が、トレーラーおよそ20台分の車検を更新せずに5年間にわたって営業を続けていたとして、神奈川県警は23日にも会社の社長らを道路運送車両法違反などの疑いで書類送検する方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。
書類送検されるのは東京 江戸川区の運送会社「セイナン」の社長や、その系列会社の代表取締役、運行管理者ら合わせて5人で、およそ20台分のトレーラーの荷物を積むシャーシーと呼ばれる部分の車検を更新せず、有効期限が切れたまま営業を続けていたとして道路運送車両法違反などの疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、車検が切れた状態で営業が続けられているという情報が寄せられ、警察が捜査を進め、23日にも書類送検する方針を固めたということです。
これらのトレーラーは車検だけでなく自賠責保険も入っていなかったということで、2社は5年間で車検や保険に必要な費用およそ3000万円の支払いを免れていたということです。
これまでの警察の調べに対し社長らは車検を更新していなかったことを認めているということで「会社の経営が悪化していたからやった」と説明しているということです。
-- NHK NEWS WEB