神奈川新聞の横須賀支社長が、電車内で女性を盗撮したとして警察から任意の取り調べを受けていたことがわかり、神奈川新聞はこの支社長を懲戒解雇の処分にしました。
懲戒解雇の処分をうけたのは、神奈川新聞の59歳の男性の横須賀支社長です。
神奈川新聞によりますと、支社長は今月18日、出勤途中の電車内で乗客の女性のスカートの中を盗撮したとして、県の迷惑防止条例違反の疑いで警察から任意の取り調べを受けました。
支社長は、警察や会社の聞き取りに対し事実関係を認めているということです。
これを受け、神奈川新聞は22日、臨時の取締役会を開き、報道機関の幹部としてより高い倫理観が求められながら違法行為を行い、会社の信頼を大きく損なったとして、この支社長を懲戒解雇の処分にしました。
神奈川新聞は「幹部が盗撮行為をしたことは誠に遺憾で、被害に遭われた方に深くおわび申し上げます。今後は社員のコンプライアンス教育を徹底し再発防止に万全を期すとともに、信頼回復に努めていきます」と話し、けさの紙面で謝罪しました。
-- NHK NEWS WEB