数年に1度の非常に強い寒気の影響で、東京電力は24日、管内で暖房用の需要が増加して電力の需給状況が厳しくなるとしていますが、他の電力会社から電力の融通を受けることで必要な供給力が確保できる見通しだとしています。
東京電力は、首都圏などで暖房用の需要が増えて管内の供給力だけでは需給状況が厳しくなるとして24日は午前6時以降、他の電力会社から電力の融通を受けていて、24日は最大で200万キロワットの融通を受けることにしています。
この結果、ピークが見込まれる午後6時から7時の時間帯には、融通と合わせた供給力の5188万キロワットに対して需要が占める割合、いわゆる「使用率」は94%と必要な供給力を確保できる見通しだとしています。
ただ、融通を受けても24日の需給はやや厳しい状態が続くとして、東京電力は家庭や企業に無理のない範囲で、暖房の設定温度を低くするなど節電への協力を呼びかけています。
東京電力の管内では首都圏で大雪となった22日以降、電力の厳しい需給状況が続いていて、厳しい冷え込みが予想される25日も需給が厳しくなる見通しです。
-- NHK NEWS WEB